看護師が副業詐欺DMに乗ってみた話〜手口と見分け方を全公開〜
SNS発信を始めて、何日くらいで営業DMが来ると思いますか。
私は3日でした。
オレオレ詐欺の電話、かかってこないかなー
楽しくかわしたいなー、とか思ってたけど。
なかなか来ない。
待つ人のところには来ないんですよね、こういうのって。
で、やっと来たわけです。
満を持して、オレオレ詐欺が形を変えて。
早い。新幹線より早い。
そして私は、乗ってみることにした。
記事のネタになると思ったのである。
でも正直に言うと、どこかおもしろかった。
返し方はClaude先生に相談しながら進めた。
AIに詐欺師のおちょくり方を教わるという、なかなか味わい深い時間だった。
Claude先生「〇〇と返しては?」
私「いや、もうちょっと泳がせてみる」
Claude先生「じゃぁ△△でどう?」
私「それ、いいね!やるやーん」とか。 そんなやり取りが楽しかった♡
そして、ネット記事でよく見る
「敢えて乗ってやる高齢者の気持ち」が、
やっとわかった(‘▽’)
相手は感じがいい。話を聞いてくれる。親身に見える。トリプルパンチ。
悪意がどこにも見えないまま、気づいたら「将来どうしたいですか?」と核心を聞かれている。
善意に見えるものが一番こわいというのは、看護師17年やってきた私でも、体感するまでわからなかった。
SNS発信を始めたら即DMが来た
看護師17年やって、やっと重い腰を上げてSNS発信を始めた。
ブログを書いて、Threadsを開設して、さあこれから繋がりを作っていくぞ、という矢先。
見知らぬアカウントからDMが届いた。
「きょにたんさん、初めまして!フォローありがとう!」

「きょにたん」という呼び方に若干の違和感を覚え、初めての会話でため口チックなのも少し気になった。
まあ自分が設定してる名前やし、それは本当に仕方ない。
ため口は、まぁ ネットの世界やし?
悪い人でもないかと思って返した。
ここから始まった、という話を今からします。
実際のやりとりを公開〜手口はこうだった〜
① 最初の接触
相手のプロフィールには「元医療系フリーランス」と書いてあった。
元々理学療法士だったらしい。
Xのアカウント開設日は2026年4月20日。
つまり、まだ1ヶ月も経っていないアカウントが、慣れた手つきでDMを送ってきたわけです。
新入りなのに手慣れてる。
それ、怖いやつです。
最初の会話はこんな感じ。
相手「僕は元々理学療法士でした!」
相手「WEBライターさんなんですね!」
親しみやすい。感じがいい。
ここはタモさんになりきって「そうですね」としか返しようのない会話。
(若い人、分かるか?!)
でも私には、17年の経験とマッチングアプリで磨いた会話力がある!!!
ノリノリな感じを演出しつつ、丁寧に返信してみた。
でも、この時点で気づいていた。
これ、ヒアリングだな、と。
② Zoom・電話への誘導
相手「きょにたんさんは将来的には独立やSNSで収入の柱を増やすことも考えてるんですか?」
キタ――(゚∀゚)――!!
教科書通りの質問が来た。
私「看護師一本でやっていくつもりはないです」
と答えると、会話はどんどん進んだ。
しばらくして、こう来た。
相手「SNSに関してもメッセージ上だけだと、正直伝えるのが難しいですね」
これ、次にZoomか電話に誘うための前フリです。
言い方はやわらかいけど、やってることはドアに足を挟んでいるのと同じ。

案の定、次のメッセージはこうでした。
相手「電話とかでよかったらお話きけますよ?」

いや、いらんわ。
という心の声を飲み込んで、
私「えー電話って緊張しますー。口下手なんでー」と返すと、
相手「まぁ確かに電話って緊張しますよね。
でも緊張してていいんです。
やっぱり電話の方が伝わる気がします笑笑」
緊張してでもいいから来て、じゃないんだよ。
こっちは別に行きたくないんだよ。
風俗の体験入店かっ
ばーにら、ばにら ばーにら🎶求人♡
ばーにら、ばにら で高収入~♡
うるさいT_T
そして、こう続く。
相手「電話って緊張しますよね。
でも、電話の方が伝わる気がします」
2回目のプッシュ。
さっき聞いたし、しつこいし。
同じ文章を角度を変えながら何度も送ってくる。
- 伝わりにくいから電話で
- メッセージだと限界があるから電話で
- そっちの方が伝わるから電話で
もうね、しつこい。芸がない。
芸のなさに若干の哀愁を感じながら、
それでも「電話は緊張するので😅」と返し続けた。
やさしさの皮をかぶったしつこさが、一番タチが悪い。
③ コーチング販売への流れ
具体的に何をしてたのか聞き出してやろうと質問を投げかける、私のターンに
相手「んー例えば、Instagramでも自分の発信をして
『サポートをやってます』って伝えて、受けてみたいって人に
コーチングという形でサポートを提供してましたね!」
出た。コーチング。
あとは「自分のコンテンツを販売したりもしてます」とのこと。
そして、こう続いた。
相手「もし僕でよければ、相談に乗りますよ。電話でお話聞きますよ」
こちとら求めてない。頼んでもない。
「僕でよければ」 という言い方がまた上から目線でダルい。
よければって何。こっちが選ぶ立場なのに、なぜかあなたが審査してる感じがするのはなぜ。
つまり最初から売りたいものがあって、その顧客候補として私にDMを送ってきた、というわけです。
鴨がネギを背負ってきた、とはまさにこのこと。(お互いにとって)
この時点で私は完全に取材モードに切り替わっていた。
Claude先生に相談しながら、相手が次に何を言うか予測しつつ返しを考えていたら、
「次はコーチングへの誘導が来ます」と言われた5分後に、
本当に来た。
AIの方が人間より人間くさいこともある、と思った瞬間だった。
看護師が狙われやすい3つの理由
1. 善意で話を聞いてしまう職業柄
看護師は話を聞くのが仕事です。
患者さんの訴えをまず受け止める。この習慣が、営業DMにも発動してしまう。
「とりあえず聞いてみよう」が、相手には「脈アリ」に見える。
2. 副業・独立への関心が高まっている
看護師の労働環境は年々しんどくなっています。夜勤、人間関係、理不尽な責任。
「このままでいいのか」と感じている人が多いのは、業界にいればわかる。
「独立したいけど自信がない」という言葉は、相手にとってビンゴの合図です。
3. 医療系というだけで信頼してしまう
「元理学療法士」「元医療系フリーランス」という肩書きに、無意識に親近感を持ってしまう。
同じ業界の人なら大丈夫だろう、という油断。それも計算のうちだと思っておいた方がいい。
怪しいDMの見分け方チェックリスト
これだけ覚えておけばだいたい大丈夫です。
- アカウントが新しいのに会話が妙に慣れている
- 最初からやたら親しみやすい
- 「将来どうしたいですか?」とヒアリングしてくる
- 「メッセージだと伝わらない」と言い出す
- Zoom・電話に誘導してくる
- 「相談乗りますよ」と上から目線で言う
- コーチングかコンテンツ販売の話が出てくる
全部出てきたら、アウトです。
私への今回のDMは、全部出ました。
コンプリートです。
最後はあいうえお作文で締めてみた
正直、このへんで取材は十分だと思った。
返事の単調さにも飽きてきた。
素材は揃った。手口も記録した。スクショも全部ある。
あとは、お礼を言って終わるだけ。
ただ、普通にお礼を言うのが、なんか癪だった。
私のひねくれが出てきたっ
「うえからめせんおつ」を縦読みで送った。
嬉しかったです今回は!
縁はここまでかなと思ってます
関わってくれてありがとう
来世でまたご縁があれば
迷惑とは思ってないですよ
せっかくですがご遠慮します🙏
んじゃ!
お仕事頑張ってください
次の方とご自身を大切にね😊
送信ボタンを押した。
たぶんこれが私のできる、いちばん穏やかな抵抗だった。
きっと、相手は縦読みに気づいていない。
それでいい。
まとめ
SNS発信を始めると、思ったより早く営業DMが来ます。
相手は親切そうで、感じがよくて、同じ医療系で、話をよく聞いてくれます。
でも、最初から売るものが決まっています。
騙されるのは、善意のある人です。
看護師には善意のある人が多い。
これまで何人の迷える子羊が喰われてきたんやろ…😭
だから狙われる。
DMが来ること自体は悪いことじゃない。
ただ、最初から疑ってかかるくらいでちょうどいい。
鴨はネギを背負わなくていい!!!



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