看護師をしながら18年間シングルマザーとして子育てをしてきた私のリアルな体験談。夜勤中の罪悪感、お金の不安、子どもとの時間——しんどかったこと全部話します。でも、誇っていい。いつか笑える日が来るから。
結論|看護師シングルマザーはきつい、でも看護師だからこそ乗り越えられた
夜勤明けに帰宅したら、息子がいなかった。
電気もテレビもつけっぱなし。玄関の鍵は開いたまま。
必死で家の周りを探し回って、やっと見つけたのはバス停の前だった。
「ママー!」
そう言って笑った息子の顔を見た瞬間、夜勤の疲れも忘れて泣いてしまった。
看護師としてシングルマザーを18年やってきた。しんどかったことは山ほどある。
でも今、当時を振り返って思うのは
——あのしんどさは本物だったし、
それを乗り越えた私は誇っていいということだ。
これは、同じ境遇で今まさにしんどい思いをしている看護師さんに届けたい、私のリアルな話。
看護師の収入があったから生活できた
シングルマザーとして一番リアルに不安だったのは、お金のことだ。
でも振り返ると、「看護師という職業が私と息子の生活を支えてくれた。」
夜勤手当、資格手当、准看から正看への昇給
——看護師の給与体系は、頑張れば頑張っただけ収入に反映される部分がある。
「看護師じゃなかったら、あの生活は成り立っていなかった」と今でも思う。
バツ1・シングルマザーが多い職場で孤独じゃなかった
看護師の職場には、バツイチやシングルマザーの同僚が多い。
「夜勤の日、子どもどうしてる?」「
病児保育、どこ使ってる?」
——そんな会話が自然にできる環境だった。
隠す必要がなかったし、隠そうとも思わなかった。
同じ境遇の先輩や仲間がいるだけで、どれだけ救われたかわからない。
理由|看護師シングルマザーがきついと感じた3つの場面
①夜勤のたびに「ママ行かんといて」と泣く子どもを置いていく罪悪感
当時、息子はまだ2歳だった。
3交代の夜勤に出る前、寝かしつけてそっと起き上がろうとする。
うまく行く日もあるけれど…
時々息子が目を開ける日があった。
「ママ、行かんといて」
——そう言って泣きながらしがみついてくる小さな手を、
毎回振りほどいて家を出た。
同居していた母が
「ママがお仕事頑張ってるから、あなたは生活できるんやで」と2歳の息子に言い聞かせてくれていた。
ありがたかった。
でも同時に、2歳の子にそれを言わせてしまっている状況が、酷だとも思った。
罪悪感は、夜勤のたびにあった。
慣れることは、なかった。
②子どもを1人にする不安——プラスチック皿トースター事件が起きた日
息子が小学生になってから、1人で留守番をさせることが増えた。
ある日、夜勤明けで帰宅すると、
トースターの中でプラスチックのお皿がドロドロに溶けていた。
パンをお皿ごとトースターに入れて焼いていたらしい。
笑えない。本当に笑えなかった。
怪我がなかったことに安堵しながら、
「こんな状態の子を1人にして、私は仕事に行く必要があるのか」と辛くなった。
火事の恐怖と、子どもへの申し訳なさが一気に押し寄せた。
あの日のことは、今でも忘れられない。
③小児病棟で他人の子を看ながら、自分の子は病児保育で泣いていた
息子が体調を崩した朝は、特につらかった。
大泣きしながらついてくる息子を説得して、
病児保育に預ける。
泣き声を背中で聞きながら職場へ向かう。
そして私が働いていた場所は、小児病棟だった。
他の子どもたちのそばで働きながら、自分の子は別の場所で泣いている。
その切なさは、言葉にするのが難しい。
看護師として目の前の仕事に集中しながら、
心のどこかでずっと息子のことを考えていた。
夜勤明けにバス停で1人待っていた息子の話
帰宅したら息子がいなかった——あの日のこと
冒頭に書いたバス停のエピソードは、
忘れようとしても忘れられない記憶だ。
夜勤明けで帰宅したら、電気もテレビもつけっぱなし、玄関の鍵は開いたまま、息子の姿がない。
青ざめながら家の周りを探し回って、やっと見つけたのが歩いて10分くらいかかる最寄りのバス停の前。
息子は1人、バスが来る方向を見て立ってた。
私に気づくと
「ママー!」
そう言って嬉しそうに笑う息子を見て、
胸がいっぱいになった。
いじらしくて、かわいくて、申し訳なくて
——全部いっぺんにきた。
小1からはじめた「ひとり登校プロジェクト」の試行錯誤
小学校入学のタイミングで、私は新しい職場に転職した。
出勤時間の都合で、息子の登校を見送ることができなかった。
だから一緒に練習した。
「1人で起きて、朝ごはんを食べて、着替えて、鍵をかけて学校に行く」
——この一連の流れを、何度も何度も繰り返した。
声を録音してアラームをかけてみたり、
大きな時間割を壁に貼ったり。
でも最初はなかなかうまくいかなかった。
遅刻したり、
鍵を開けっぱなしで登校したり、
家の鍵を何回も紛失したり。
そしてあのプラスチック皿事件が起きた。
でも、少しずつできるようになっていった。
息子なりのペースで、確実に成長していった。
その成長を見るたびに、私も救われた。
夜勤明けで泣いた授業参観と、当日朝に「今日運動会。弁当いる」と言われた日
忘れられない授業参観がある。
夜勤明けのまま急いで学校へ駆けつけた。
疲れと眠気でぼんやりしながら、
でもどこか高揚感のある夜勤明けの謎のテンションで授業参観の行われている教室に滑り込んだ。
教室の後ろに立っていると、
息子が何度も何度も私の方を振り向いて、嬉しそうに笑うのだ。
あぁ、なんて可愛いんだ😍
こういう時の息子は、人一倍輝いてピックアップされて写る。
そして、1人ずつ前に出て作文を発表する場面で、息子が一生懸命に読み上げる姿を見て
——夜勤明けのぐらぐらしたテンションも手伝って、泣けた。本当に泣けた。
来てよかったと思った。
一方で、こんな日もあった。
日勤の朝、出勤準備をしていると
「ママ。今日運動会、弁当いる」
と息子から突然の本日運動会です&要お弁当宣言。
お便りを全然出してこないから気づいていなかった。
「えーそういうのはもっと早めに言ってー」
と軽めに返したものの、
仕事にのめり込みすぎて、息子の行事にも気づかんのか!と自分の無関心さに多少凹んだ。
しかし!
こんな会話をする頃になると
私も息子も、学校行事や仕事において、
お互いの温度感や距離感が掴めてきていた。
なので、凹んだのは凹んだが
コロナ禍で保護者の観覧ができないご時世であったというご時世に救われて
過度に落ち込まず、どちらかというと少しホッとした面もある。
今では笑い話だ。
まとめ|しんどくて当然、それでも看護師シングルマザーの自分を誇っていい
あなたのしんどさは本物、遠慮なく誇っていい
看護師シングルマザーがきついのは、当たり前だ。
夜勤をこなしながら、
子どもの体調を心配しながら、
お金の計算をしながら、
罪悪感を抱えながら
——そのすべてを同時にやっている。
しんどくない方がおかしい。
「もっとうまくやれたのかも」と思う必要はない。
今この瞬間、踏ん張っているあなたは、
「それだけで十分すぎるくらい頑張っている。」
いつか必ず、笑える日が来る
プラスチック皿トースター事件も、
バス停で待っていた息子も、
当日朝の「今日運動会やで」も
——当時は笑えなかったことが、
今は笑える話になっている。
しんどさの中にいるときは、先が見えなくて苦しい。
でも必ず、「あのときは大変やったな」と笑える日が来る。
18年やってきた私が保証する。
あなたのしんどさは本物だ。
そしてそれを乗り越えているあなたは、
誇っていい。
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この記事が、今しんどいどこかの看護師シングルマザーに届きますように。
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